「100円ショップ文具術」10の鉄板ワザ(①②)
もっとも応用範囲の広い2つのツール

 では、身近な100円ショップの商品をどのように「サポートツール」として活用すればいいのでしょうか。ここでは、ダイソーやキャンドゥ、セリアなどの大手100円ショップに通いつめ、実際に試してみて、本当に伝えると感じた鉄板ワザを10個ほど紹介します。

①空間を有効活用する「マグネット&マジックテープ」
※第2回で詳しく解説します

 マグネットシートはハサミで簡単に切れることから、メモ帳や付箋の裏に貼って壁に貼り付けることができます。マグネットシートには最初から粘着テープが付いているので、メモ帳などに貼り付けるのも簡単です。

 マグネットシートを付けたメモ帳は、金属面であればどこでも貼り付けることができるので、デスクの側面や金属製のパーテーションなど、普段使っていない空間を有効活用できます。自由な場所に貼り付けられ、置き場所の固定化もできるので、必要なときにワンアクションで取り出すことができます。

知っているだけで得をする<br />「100円ショップ文具術」10の鉄板ワザ「マグネットシート」や「強力マグネット」を付ければ、いろいろと壁面に貼り付けられる。

 少し重いものだとマグネットシートでは落ちてしまうので、強力マグネットを使います。強力マグネットは、貼り付けるだけで市販の小物ケースを壁に貼ることができますし、貼るという機能だけでなく、吸い付かせるという機能を活用してゼムクリップのケースを自作することもできるため、100円ショップ文具の万能選手だといえます。

 また、パソコンなどの精密機器や、着脱の激しいものに貼るには、マジックテープも便利です。マジックテープとは正確にはクラレ社の商標なので、100円ショップでは「ピタッ!とバンド」のような名称で売られていますが、面ファスナーとしての機能は基本的に同じです。

②使い方を変えれば万能壁面「ブックエンド」
※第3回で詳しく解説します

 ブックエンドはどの100円ショップでも売られていますが、これは使い方次第でとても便利なサポートツールへと変身します。

知っているだけで得をする<br />「100円ショップ文具術」10の鉄板ワザブックエンドを壁面にして、クリップで領収書を留める。

 通常、ブックエンドは本の下に差し込んで本を立てる用途として使われますが、立てかける面を正面に持ってくることで、机上に金属面を作り出せるのです。デスク周りに金属面がない人にとっては、ブックエンドを活用することで、応用の効く壁面を作り出すことができます。

 ブックエンドにマグネットクリップを貼り付けて領収書を挟んでおくことも、マグネットシートを付けたメモ帳を貼って、とっさのメモに役立てることもできます。使い方は数多くあるので、詳しいヒントについては連載第3回で紹介します。