

「Droppyを介することで、ユーザーの生活が少しでも楽しく充実したものになればと思いながら日々開発しています。例えば、花火大会のまとめアカウントをDropして、思わぬ場所で花火大会があることを発見して参加してみたり、ビジネスコンテストのまとめアカウントをDropして、コンテストに応募してみたり。Droppyを使わなければ出会うことのなかった発見をしてもらいたいですね」(同氏)
さらにDroppyは、かつて雑誌「ぴあ」が担っていたようなポテンシャルを持つ可能性がある。「スケジュールを欲しがっている人と、告知・宣伝をしたい人とをDroppy上で結びつける」(同氏)ことができるからだ。まずは、一定数以上のユーザー確保を優先するということだが、例えば企業イベント等の広告出稿を募るかたちで収益化を図ることも視野に入れている。
イベント共有サービスは過去にも多数存在したものの、成功例は少ない。だがDroppyが成功すれば、“ソーシャルスケジュールメディア”という新しいメディアがウェブ上に誕生するかもしれない。現時点ではスケジュールコンテンツの少なさは否めないが、今後はアーティストの新譜情報や、書籍やゲームの発売日情報等の拡充を図るとともに、スマートフォンアプリのリリースを急ぐ。
週末の予定は、ネットに落ちているスケジュールを気ままに拾っていく――そんな過ごし方をしてみるのも一興ではないだろうか。
(中島 駆/5時から作家塾(R))