出張族を悩ます、中国航空会社のルーズな運航体制は変わるか
中国出張が多いビジネスパーソンは、航空会社の運航体制のルーズさに悩まされることが多い(写真はイメージです) Photo:DuKai photographer/gettyimages

出張続きの筆者を悩ます
中国航空会社のいい加減さ

 日中関係の改善は色々な分野によい影響をもたらしている。ここ2、3カ月の自分の電子スケジュール帳を見ると、10年前と同じくらいの超過密状態に戻っていることに気づいた。

 今は中国本土や台湾などを、月に少なくとも1回、多いときには3回も仕事関連の出張で訪問している。直近では、11月19日に中国へ飛び、河南省鄭州、南陽、登封、河北省〓(さんずいに來)水などの地方都市を回ったあと、浙江省紹興市上虞区、嘉興市に属する下級市である桐郷市の企業を、数日間かけてリサーチした。

 そうして12月2日の深夜、東京の自宅のドアを叩いた。愛犬の「らら」を2週間ぶりに深夜の散歩に連れ出した。

 しかしその翌日の昼には、すでに高知県へ飛ぶ飛行機に乗り込んでいた。4日の夜に東京の家に戻り、5日は名古屋へ、そして6日からはまた中国出張へ。その10日間後に日本に戻り、さらにその数日後にまた中国へ――。という具合に、本当に年末まで、出張のスケジュールが組まれている。

 こんな過密状態の出張が続いているから、言うまでもなく常に飛行機、新幹線(中国の場合は「高鉄」と呼ばれる高速鉄道)、長距離バス、タクシー、乗用車などあらゆる交通機関を利用している。その分だけ、中国の交通事情の変化に対しては人一倍敏感であると自分でも自負している。

 中国出張で一番嫌なのは、飛行機の出発時間の遅延だ。これまで一番ひどかったのは、飛行機に乗り込んでから4時間近くも滑走路の傍らで待機していた体験だった。出発時間の1時間くらいの遅れはまったく正常と言ってもいいほど、中国の航空会社の定時運航率は本当にいい加減なものだった。

 さらに怖いのは、出発時間の前倒しもあることだ。早朝の便などは、1時間近くも早く飛び立ってしまうことがある。数年前、上海から青島に行くときに、そうした場面に出くわしたことがある。