ハワイ島の自然を歩く

マウナ・ラニマウナ・ラニは世界三大パワースポットのひとつ

■キラウエア火山
 キラウエア火山はハワイ島の南東部にあり、マウナ・ロア山とともにハワイ火山国立公園に指定されています。世界遺産にもなっている公園内にはいくつものトレイルがあり、いまなお活動を続けている火山の息吹を感じながら歩くことができます。

 2018年の噴火の影響で閉鎖されているルートもありますが、旅行者が歩けるルートの多くは再開されています。園内のキラウエア・ビジターセンターでは、毎日のように変化する火山の最新情報をレンジャーやボランティアから聞くことができ、地図や資料も手に入れることができるので、まずはここで情報収集をしましょう。パネルや写真の展示物、ギフトショップ、トイレもあります。

≫≫≫世界遺産キラウエア火山(ハワイ火山国立公園)の歩き方

■オノメア湾
 ヒロから19号線を10キロメートルほど北に走ると、海側に4マイル・シーニック・ルートが現れます。片側1車線の細い道で、木漏れ日が気持ちいい熱帯植物のトンネルを走っているようなワインディングロードです。

 19号線との分岐から1.6キロメートルほど走ると、あたりが開けてオノメア湾が目の前に広がります。かつてはハワイアンの漁村だったエリアですが、いまでは、美しい湾が訪れる人を静かに迎え入れてくれます。短いトレイルを下っていけば、ビーチに出ることもできます。また、オノメア湾を眼下に望む場所には、ハワイ原性種を含め2000種以上もの熱帯植物を集めたハワイ・トロピカル・ボタニカル・ガーデンがあります。

■マウナ・ラニ
 ハワイ島の北西部、サウス・コハラ・コーストには4つのリゾートエリアがあります。なかでもマウナ・ラニ・リゾートは世界三大パワースポットのひとつとして注目されています。マウナ・ラニとは、ハワイ語で「天国に手が届く丘」という意味。かつては、ハワイ島にある5つの山の中心に位置し、マナ(神秘の力・聖なる力)が宿る神聖な場所とされ、心身の癒しを求めたハワイ王族たちの保養地となっていました。

 現在でもこのエリアは神聖な場所とされ、リゾート内には王族たちに献上されるための魚を養殖したフィッシュポンド、人や動物などを岩に刻んだペトログリフ、洞窟住居(オーラが見える洞窟)などが点在しており、歩いて回ることができます。

■マウナ・ケア
 マウナ・ケアの標高は4205メートルあり、富士山よりも高い山です。マウナ・ケアとはハワイ語で「白い山」という意味で、その名のとおり、冬季には山頂に雪が降ります。山頂での壮大な景色を楽しむのが醍醐味ですが、旅行者がレンタカーでアクセスできるのは、山の中腹にあるオニヅカ・ビジターセンターまで。とはいえ、ビジターセンターの標高も2800メートルあるので、そこから見渡す景色も十分に楽しむことができます。

 また、建物の裏側にあるガーデンでは、ハワイ固有の植物であるシルバーソード(銀剣草)が見られます。標高が高く気温が低いので、長い時間滞在する場合はフリースやダウンジャケットなどの準備をしていきましょう。

■カラエ岬(サウスポイント)
 サウスポイントはアメリカ最南端の地で、ハワイ語ではカ・ラエと呼ばれています。はるか昔、ポリネシアの人々が海を渡ってたどり着いた場所といわれており、アクセスは11号線からサウス・ポイント・ロードに入った突き当たりです。

 細い舗装路がはるかに海の方向へ下っていて、見渡す限りの緑の牧場が広がっています。途中、風力発電の巨大な風車を見ることができます。駐車場から岬の突端に向かって歩いて行くと、カラレア・ヘイアウという黒いサンゴの岩を積み上げた神殿跡があります。また、岬の近くにはトレイルがあり、1時間ほど歩くと幻のビーチといわれる緑の砂が敷き詰められたグリーン・サンド・ビーチへ行くことができます。