=東海大アンカーの郡司陽大
2019年の箱根駅伝で、総合1位でゴールする東海大アンカーの郡司陽大。大会新記録で初の総合優勝を果たした Photo:JIJI

2019年は東海大が総合優勝
青山学院の5連覇を阻止

 箱根駅伝は、2020年も高視聴率をたたき出すのだろうか。

 昨年(2019年)のテレビ・スポーツ中継の平均視聴率ベスト5は以下の通りだった(ビデオリサーチ・関東地区)。

1位 41.6% ラグビーW杯 日本VS.南アフリカ
2位 39.2% ラグビーW杯 日本VS.スコットランド
3位 32.8% ラグビーW杯 日本VS.サモア
4位 32.1% 箱根駅伝・復路
5位 30.7% 箱根駅伝・往路

 トップ3を独占したのは10月に行われたラグビーW杯の日本代表戦だ。日本で初開催されただけでなく、日本代表が強豪国を次々と倒してベスト8に進出する快挙を達成し注目度は急上昇。ラグビーを見たことがない人まで巻き込んだ熱狂ぶりが視聴率にも表れている。

 だが、これに次ぐ箱根駅伝の数字もすごい。正月とはいえ6時間以上にもなる中継の平均視聴率が30%を超えているのだ。いかに多くの人が箱根駅伝を楽しみにし、テレビに釘付けとなっていたかが分かる。

 実際、昨年のレースは見ごたえがあった。往路を制したのは東洋大、復路を制したのは青山学院大。だが、トップで大手町のゴールに飛び込んだのは東海大だった。青山学院大の5連覇を東海大が総合力で阻んだのだ。

 青山学院大としては往路2区間でのブレーキが痛かった。往路1位・東洋大には5分30秒、2位・東海大には4分16秒もの大差をつけられ6位でゴール。

 復路は5区間中3区間で区間賞(1位)、他の2区間も2位という好成績で猛追したが、往路でつけられた大差が響き、総合2位に終わった。

 また、昨年は帝京大が5位、国学院大が7位と駅伝では新興の大学が好成績を収めた一方、常連強豪校である早稲田大、日本体育大、中央大などが11位以下に終わり、10位までのシード権を逃すという意外性もあった。

 そして、今大会の出場権がかかる予選会では33年連続で出場していた山梨学院大が敗退する波乱もあった。強豪校が前評判通りの成績を収めるとは限らない混沌とした状態が続いているのだ。