EDINETの「ここ」が便利!

 EDINETのいいところは、有価証券報告書をPDFだけでなく、XBRLデータとしてダウンロード可能なところです。

 PDFファイルだと、財務分析する際、目視で数字を確認して電卓を叩かなくてはいけません。数社だけの分析なら苦ではありませんが、大量に分析する場合は非常に手間どります。

 しかし、XBRLデータはエクセルに落とすことができるので、大量かつ正確に計算することができます。

 ただしEDINETには過去5年分の情報しか掲載されていません。それ以前の情報はウェブサイトから消えてしまいますのでご注意ください。また、決算短信は掲載されていませんのでご注意ください。

(3)EDGAR(エドガー) ※クリックでサイトに飛びます

 海外企業の場合、米国の証券市場に上場していればEDGARから財務諸表を入手することができます。

 EDGARとは、先ほど紹介したEDINETのような存在のウェブサイトです。米国市場に上場しているすべての企業の財務諸表がここから入手できます。

 EDGAR内の「Company Filigs Search」をクリックし、「Company Name」に企業名を入力すれば、お目当ての企業の開示書類が一覧で表示されます。「10-k」と書かれたものが、年次報告書(アニュアルレポート、いわゆる有価証券報告書)です。

 10-kの「Documents」をクリックすると年次報告書全文が表示され、「Interactive Data」をクリックすると、年次報告書の中の連結財務諸表や注記情報などの主要項目が表示されます。

 EDGARに載っている情報は、当然ながらすべて英語です。しかし、貸借対照表(Balance Sheet)、損益計算書(Profit and Loss Statement)、キャッシュ・フロー計算書(Cash Flow Statement)という基本の財務諸表は、日本の財務諸表とほぼ同じ作りになっていますので、主要な勘定科目を日本語に翻訳すれば、難なく経営分析ができます。