漁業・農林業などが盛んな中西部エリア

お茶のふるさと嘉義での茶摘み
お茶のふるさと嘉義での茶摘み

 中西部エリアは台湾のなかで最も晴れる日が多く、漁業や農林業が盛んなこともうなずけます。台湾茶や小吃などの台湾グルメも味わえ、温泉や蒸気機関車保管庫など観光スポットは多種多様です。

・台中(タイヂョン)

 中西部エリアの中心となる町で、台湾第2位となる約280万人(2018年)の人口を抱えています。1年を通して雨が少なく、過ごしやすい気候から「台湾の住みやすい町No.1」といったアンケート上位の常連。近年では若手クリエイター中心にリノベーション開発を進めており、審計368新創聚落(シェンジーサンリュウバーシンチュアンジュルオ)などが有名です。また”台湾のウユニ塩湖”と呼ばれている高美湿地(ガオメイシーティー)も、ぜひ訪れて欲しい観光スポットです。

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・彰化(ヂャンホア)

 年間を通して暖かく雨も少ないため農業や花の栽培が盛んですが、商業や政治の中心地としても栄えてきたという多面性のある町です。八卦山脈(パーグアシャン)では登山、ハイキング、サイクリングなどのレクリエーションツアーに参加できます。

 観光スポットで特に注目したいのは、扇形車庫(シャンシンチャークー)という機関車保管庫。転車台を中心として12台の機関車が扇状に並ぶ様子は迫力があり、鉄道ファンでなくとも心躍る光景です。

・嘉義(ジアイー)

 深い歴史のある町で、旧名は山が連なるという意味の「諸羅山」といいます。1931年、現在の甲子園(全国高等学校野球選手権大会)である「全国中等学校優勝野球大会」に台湾代表として出場した嘉義農林野球部の活躍が、最近「KANO」のタイトルで映画化され話題になりました。

 観光スポットも歴史に関わるものが多く、博物館も点在しています。なかでも國立故宮博物院の初めての分館にあたる國立故宮博物院南部院區(グオリーグーゴンボーウーユエンナンブーユエンチュー)は、アジア文化をテーマにした展示を行い、台湾中西部の新しい文化拠点として注目されています。

・雲林(ユンリン)

 年間の平均気温が約22℃と暖かく、台湾のなかでも農業が盛んな町として知られる雲林はおいしい食材が豊富な町です。コーヒーやハマグリ、シジミ、ピーナッツと特産品がたくさん揃っています。

 台湾で最も長い老街である太平老街は、雲林に行ったらぜひ立ち寄りたいスポット。約600mにも渡ってバロック様式の建築物が並び、凝った装飾は眺めているだけでも楽しめます。