コート・ダジュール

真っ青な海が美しい夏のコート・ダジュール
真っ青な海が美しい夏のコート・ダジュール

 映画祭で有名なカンヌから、ニース、モナコを含む地中海岸がコート・ダジュールです。その魅力は、透き通った青い海ときれいな空気、そして年間2800時間にも及ぶ日照時間と暖かな気候です。季節風のミストラルがなければ冬でも半袖で観光できるでしょう。

 花やハーブの生産が盛んなため、いい香りのおみやげ品が揃うことも特徴のひとつ。ポプリや石鹸をはじめ、女性に人気の高いグッズが購入できます。

●ニース
 第2次世界大戦前までは王侯貴族のための避寒地であり社交場だったニース。現在では一般に開放されており「天使の湾」と称される緩やかな曲線を描く美しい海岸と眼前に広がる紺碧の地中海が楽しめます。

 海岸近くのプロムナード・デザングレという大通りは、豪華なホテルや豪邸が並び、リゾート気分を味わえる人気の観光地です。無料で使えるパブリックビーチもありますが、1日€20程度で利用できるプラベートビーチならゆっくりと美しい海岸を堪能できるのでおすすめです。

●カンヌ
 人口約7万4000人と中規模の町ですが、毎年5月に「カンヌ映画祭」が行われることで世界的に有名です。旧市街に入るとローカルな雰囲気が漂い、地元の人が行き交う狭い路地には多くのレストランが並び、散歩をするだけでフランス観光の気分を十分味わえるでしょう。

ローヌ・アルプ

フランスを南西端として多国にまたがるアルプス山脈
フランスを南西端として多国にまたがるアルプス山脈

 スイス、イタリアと国境を接するローヌ・アルプ地方は、金融と産業の中心地でありながら、アルプスを望む山岳地域では過去3回も冬季オリンピックが開かれ、広大なスキー場で知られています。

 ブレス鶏、川魚、腸詰め、チーズといった多くの食材に恵まれた土地で、フランスグルメの真骨頂を堪能できることも魅力のひとつ。

●リヨン
 紀元前1世紀からローマ帝国のガリア植民地の首府として栄えていたリヨンは、中世に入ると美食の町として有名になり、現在では高層ビルが並ぶフランス第2の商業都市です。リヨンの旧市街はルネッサンス建築集合体としての美しさを誇り、世界遺産に登録(1998年)されています。また、約100年前にこの町で映画が生まれ、文化都市の一面も持ち合わせています。

 旧市街のほかの代表的な観光スポットは、ノートルダム・ド・フルヴィエール・バジリカ聖堂がそびえるフルヴィエールの丘です。展望台に上るとリヨンの町並みが一望できるほか、ローマ劇場、ローマ博物館も併設されています。差し込む陽の光で輝くステンドグラスも見ものです。

●ブールカン・ブレス
 フランス最高の鶏、ブレス鶏を生産する町。美食を楽しめるのはもちろん、建築史上重要な教会を見学できることでも知られます。中心街から少し離れた場所にあるブルー修道院は、フランスに多いゴシック様式のカテドラルとは趣を異にし、フランボワイヤンゴシック様式で建てられました。特に入り口や内部の彫刻は見事で、フランボワイヤンゴシックの頂点とも言われています。