聴覚が鋭い人は、刺激となる音が出るもののスイッチを切ったり、耳栓、ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを持ち歩いたりするとよい。住まいについても、騒音に悩まされることのないよう、幹線道路や線路の近くを避けるのも大事だ。

 また、五感についてということ以外だが、次のような予防策もある。楽しいイベントも刺激の一つとなるので、そのあとに何もしない休みの日をあらかじめ入れておくという方法だ。

◇ケアして回復を早める

 敏感に刺激を感じすぎてくたびれていると思ったら、やりすぎかと思うくらい外部の刺激を抑えるようにするとよい。

 光は興奮を呼び起こすので、部屋を暗くしたり、布団を頭からかぶったりしてみよう。可能な限り静かな環境で寝るために、耳栓をしたり、寝室に家電を置かないようにしたりする。赤ちゃんがくるまるような、やわらかい素材のものにくるまって眠るとほっとするだろう。アロマをたくなど、自分にとっていい香りを用意するのもおすすめだ。食べ物は、複雑な味付けのものでなく、蒸し野菜などのシンプルなもののほうが休まる。五感それぞれをうまく休ませることでケアできる。

 大事なのは、自分の体が求めている程度に従って十分にケアすること。そうすると、心からやりたいと思うことに注力できるようになる。家族と暮らしている人は、ひとりの時間が欲しいときに、周囲に対して「あなたのせいではない」ということと、「仕事で疲れたので部屋で休む」と大まかな理由を伝えることも大切だ。周りに気にさせないことは自分を守ることでもある。

【必読ポイント!】
◆人とのふれあいかたを変える
◇自分の性質を知る

 相手の感情を察しやすく、場の雰囲気を読みとりすぎてしまいがちな繊細さんは、どのような人間関係を築いていけばよいのだろうか。

 たいていの繊細さんは、「非・繊細さんと自分は感じ方が違うんだ」ということがわからない。そのせいで、つい言葉少なく、察してもらえると思ってしまい、すれ違いに傷ついてしまうことになる。自分と相手は同じように感じているわけではない、ということを受け入れることからスタートする必要がある。