実質的な就活ルールの廃止、インターンシップの早期化に対し、大学側もかつてない積極的なサポートをすべく日々腐心している。手厚い就職支援の最前線をレポートする。(ダイヤモンド・セレクト編集部)

 2019年10月のある土曜日の昼下がり。埼玉県草加市の獨協大学キャンパス内の講堂に、在学生の父母たち約350人がつめかけた。同大学の「父母の会」の企画で、父母懇親会の一環として、就職に関する講演会が行われていたのだ。

 父母の会主催による就職関連の行事は09年から始まり、学内で年1回、地方で2回開催されている。この日は新卒採用コンサルタントの谷出正直氏の就活についての講演や、内定者2人による、大学生活をどのように送り、就活期間をどのように過ごし、どのように内定に至ったかについての詳細なプレゼンが行われ、 父母たちは熱心に聞き入っていた。

 就活をめぐる状況の変化が激しく、わが子の行く末を案じる父母の関心の高さがうかがえる。

獨協大学で開催された親向けの就活セミナーには約350人が参加した

 獨協大学のように父母の会が企画するのは珍しいが、このような在学生の親向けの就活セミナーは、大学のキャリアセンターが主催してあちこちで行われている。それだけではない。大学のキャリアセンターは、さまざまな形で在学生の就活をサポートしている。その親身さは、親世代から見れば隔世の感があるだろう。特徴的なサポートをしている大学の事例を幾つか紹介しよう。