米アップルは15日、低価格の新型スマートフォン「iPhone(アイフォーン)SE」を発表した。指紋認証機能を搭載し、外観は既存機種を踏襲している。新型iPhone SEの販売価格は399ドル(約4万2900円)から。オリジナルの廉価版iPhone SE の販売を打ち切った2018年以来、最も安い価格設定となる。こうした価格設定には、世界のスマホ販売が減速する中、インドなどで新たな顧客を取り込み、価格に一層敏感な既存ユーザーの買い替えを促す狙いが反映されている。iPhone SEは新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済に衝撃が広がるさなかの発売となる。アップルが豪華な製品発表会なしにプレスリリースでスマホを発表することは、これまでほとんどなかった。先月にはタブレット型端末「iPad Pro(アイパッド・プロ)」とノートパソコン「MacBook Air(マックブック・エア)」の新製品をプレスリリースで発表していた。
アップル、新型iPhone発表 廉価版で新興国に照準
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