帰りが遅い、学業に支障……
わが子のサインを見逃さない

 18年、経団連は21年卒業予定の就活生を対象に「就活ルールの廃止」を決定した。実は、それによって、ブラックインターンの被害がさらに拡大するといわれている。

「これまで、学生が学業を優先できるように『就活ルール』を設け、多くの企業が足並みをそろえて採用活動を実施していました。しかし、就活ルールが廃止されると、大学1年生などの、さらに早い時期からインターンに参加する学生が増えることが予想されます。それを逆手に取って、これまで以上にブラックインターンがまん延する可能性があります」(今野氏)

 就活ルールの廃止によって、自分の子どもがブラックインターンの被害に遭うかもしれない。今野氏は「インターンに参加している子どもの異変を察知してほしい」と話す。

 子どもの帰りが明らかに遅くなったり、学生生活とインターンがバッティングしたりしている場合は危険信号だという。

「インターンの活動内容を聞いて、明らかに『働いている』にもかかわらず、まったくお金を受け取っていないようなら、ブラックインターンの可能性が非常に高いです。お子さんに『大丈夫だから』と言われても、インターン先が『夢』を語り、『将来に役立つ』などと言葉巧みに洗脳しているケースが多いので注意してください。親の立場でもちゅうちょせずに、われわれのような労働相談窓口に連絡してみてください」

 学生の本分は学業。わが子がブラックインターンに騙されないようにサポートするのも、親の役目なのかもしれない。