1.自社を活性化させるため
株式会社武蔵野 代表取締役社長
1948年山梨県生まれ。東京経済大学を9年かけて卒業。「大卒は2人だけ、赤字続きだった武蔵野」を18年連続増収の優良企業に育てる。現在、750社超の会員企業を指導。5社に1社が過去最高益、倒産企業ゼロとなっているほか、日本で初めて「日本経営品質賞」を2回受賞(2000年度、2010年度)。今回、これまで一切封印されてきた武蔵野史上最高額のセミナー「実践経営塾 箱根プレミアム合宿」のノウハウを初公開した『門外不出の経営ノート』を出版。『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』『強い会社の教科書』『【決定版】朝一番の掃除で、あなたの会社が儲かる!』『1日36万円のかばん持ち』『残業ゼロがすべてを解決する』『数字は人格』『お金は愛』などベスト&ロングセラー多数。
「5年で売上2倍」を実現するには、毎年15%の売上増が必要になります。
この数字を達成するには、「今と同じやり方」では無理です。
現業の改善だけでは、早晩、頭打ちになる。
したがって、
・新規事業を始める
・新規顧客を開拓する
・商圏を開拓する
・好調の部門に人材を投入する
・M&A(企業の合併・買収)をする
・不採算部門から撤退する
・IT化を進めて効率化を目指す
・社員教育に力を入れる
など、「新しいこと」「これまでとは違うこと」を積極的に取り入れなければ、自社を活性化させることはできません。
「今と同じやり方」「今と同じ考え方」の延長線上で経営計画を考えると、現状維持(前年実績)が精一杯です。
あらゆることが猛スピードで変化する時代にあって、
「現状維持」=「後退」
です。
人は、変化を嫌い、現状維持を好むものです。
今の延長線上で物事を考え、「今年の売上の伸び率は102%だったから、来年も対前年比102%でいい」と甘く見積もる。
しかし、甘く見積もっている限り、会社は変わらない。
変わらない会社の末路は、倒産です。
「5年で売上2倍」の長期事業計画があると、「どうにかしなければ、目標を達成できない」という危機感が生まれ、「新しいことにチャレンジしよう」という原動力が生まれます。