OB・OGは就活生にとっては心強い味方だ Photo: PIXTA

大学の部活やサークル、ゼミのOB・OG訪問といえば就職活動の定番だが、コロナ禍で従来のような企業説明会が軒並み中止となる中、就活生と企業との貴重な接点として、オンラインでのOB・OG訪問が就活生からも企業からも注目を集めている。(ダイヤモンド・セレクト編集部 前田剛)

「ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)で採用担当の方の印象に残りやすいのはどんなエピソードですか?」

「アルバイト、サークル、ボランティアなど、学生時代に自分が主体的に取り組んだことの中で、仲間と何を成し遂げたのかを話せるといいですね。企業はチームで動ける人、成果を出せる人を求めていますから」

「どうやって企業を選びましたか?」

「まず成長産業かどうか。次に入社してからいろいろな事業に関わることができるか。最後に若いうちから自分で決断する経験を積めるか。この3点で今の会社を選びました」

 7月初旬、筑波大学の同窓会組織、茗渓会が主催したオンラインによるOB・OG訪問「オンライン キャリアカフェ」での学生とOB・OGのやりとりだ。参加した学生は学部の1年生から大学院の2年生までと幅広く、OB・OGはメーカー、食品、金融、IT、コンサル、シンクタンク、マスコミ、ゼネコン、教員、公務員と幅広い業種・職種から約30人が参加した。OB・OGの1コマ当たりの持ち時間は45分で、学生からは次々と質問が飛んだ。

「大学で学んだこと、研究したことと違う職場に配属されたらどうすればいいですか?」「転勤はありますか? 結婚したらなるべく転勤のないよう配慮してもらえますか?」など、大学の先輩だからこそ聞けるざっくばらんな質問もあった。

 通常はOB1コマ当たり学生は5人が定員となっているが、コロナ禍で人気が急上昇している公務員OBのコマには36人もの学生が参加し、「公務員試験の勉強はいつから始めればいいですか?」「3年生から始めると楽ですよ」など具体的なやりとりが交わされていた。