日本はAI後進国、プライドを捨て「リターンマッチ」で劣勢挽回を

拡大画像表示

　今やメディアで、AI（人工知能）という文字を見ない日はない。AIがあらゆる事業で使われ、世の中を良くしていくという認識は完全に市民権を得たようだ。これは米国でも同じだ。しかし、よく見るとAI普及のフェーズは日米で違う。

　AIが世の中にどのくらい入り込み、インパクトを及ぼし始めているかは、「ハイプ・サイクル」で説明すると分かりやすい。ハイプ・サイクルとは、米ガートナーが提案した、新技術の普及サイクルを表す方法で、主観的な見方ではあるが、新技術の市場での位置付けを俯瞰するのに役立つ。