最も安全なのは地上にある平置きの駐車場だが、それが難しい場合は、大雨の際には早めに地上に車を避難させたり、車両保険で水災特約をつけたりするなどの対応をすべきだろう。

 また、マンションのフェンスやバルコニーもチェックしたほうがいいだろう。

 特にバルコニーの手すりの下にある目隠し用のパネルが強風で外れる事故や手摺の格子などが変形する事故も散見される。

 そのほか、マンションのバルコニーで各戸を仕切る「隔て板」も、向きや立地や設置の仕方で倒れることもあるので、購入時のみならず、その後も定期的に点検し、固定部分が緩んでいないか確認すべきだろう。

防災意識の高い
マンションを探す

 最後は「管理組合や入居者の防災意識」のチェック項目だ。

 管理組合の活動をチェックし、災害備蓄のルール、防災訓練を熱心にやっているかなどを確認する。

 防災訓練については、火災と震災の訓練をしっかりやっているマンションはあるが、水災については訓練どころかマニュアルすらないというマンションも少なくない。だが、水災に備えて訓練すべきことはいくつもある。

 例えば、浸水を抑えるための止水板の使い方だ。

 実際、止水板の保管場所がわからなかったケースや、倉庫に鍵がかかっていて使えなかったというケースもある。

 備えているだけではダメで、保管場所を周知し、入居者の多くが使えるように訓練しておくことが重要だ。