1位はりんくう海浜緑地
ワースト10の7割を占めた県は?

 ワースト1位は、愛知県常滑市のりんくう海浜緑地。中部国際空港「セントレア」の対岸に造られた人工海浜である。人工海浜の長さは630mで、東海地区では最大級を誇る。ビーチからは飛行機が間近に見え、伊勢湾を照らす夕日を売りにしている。だが、CODは5.000mg/リットルと、全国で最悪だった。

 愛知県の海水浴場はりんくう海浜緑地を含めワースト10のうち、実に7カ所を占める結果になった。順番に見ていこう。3位は常滑市の大野でCODは4.200mg/リットル。4位は西尾市の宮崎と蒲郡市の三河大島東浜が同着で、3.767mg/リットル。8位は西尾市の恵比寿で3.633mg/リットル。9位は常滑市の坂井で3.533mg/リットル。10位は西尾市の寺部で3.500mg/リットルだった。

 3位の大野は、『方丈記』の作者である鴨長明が海水浴場としてたたえる歌を詠んでおり、“世界最古”ともされる由緒あるビーチだ。4位の宮崎は三河湾国定公園にある海水浴場で、8位の恵比寿と共に、米ハワイ州から承諾を得て「吉良ワイキキビーチ」と称している。

 同じく4位の三河大島東浜は、蒲郡市の沖合3kmに浮かぶ無人島の海水浴場だ。例年、竹島ふ頭から定期船が運航するが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、運航を取りやめた。ただ、船着き場には浮桟橋を設置しており、個人の船で渡ってマリンレジャーを楽しむことは可能だという。

 9位の坂井は長さ500mのビーチを持ち、遠浅なので干潮時に場所によっては200m沖まで潮が引く。10位の寺部は波が穏やかで、地元では穴場的な海水浴場とされている。