ポロシャツという名前であるゆえ、「ポロ」という競技が大きく関わっていることは違いありません。ポロとは、馬に乗りながら木製のT字型のスティックで相手のゴールにボールを入れる競技です。約2500年前のペルシャを起源とし、騎馬隊の軍事訓練としてインド、中国、日本へと伝播したそう。そしてイギリスの植民地であったインドにて、イギリス人紅茶農園主がインドとミャンマー国境近くでこのゲーム「ポロ」を発見したそうです。そしてイギリス兵たちが、本国にこの競技を持ち帰るのをきっかけにヨーロッパ各国に広まります。やがて1872年にはイギリスでポロクラブが設立され、正式なルールが制定されるとともに確立されます…。

 そして現在もイギリスでは、ケンブリッジ公ウィリアム王子らロイヤルファミリーが行う競技として、ハイソサエティーを中心に伝統競技として愛され続けているスポーツになったというわけです。ちなみに日本では、乗馬人口そのものの少なさ、さらに広い競技場や1人につき最低2頭の馬を用意しなければならないという条件の困難さのため、ポロの日本人の登録競技人口は数人とのこと。また、クラブはひとつもありません。

 そんなポロ競技ですが、かつてポロを行う際に指定のユニフォームはありませんでした。そこで当時のルネ・ラコステが身につけていたシャツを観たハイソサエティーたちがそのウエアの優位性に賛同し、そのシャツを正式なユニフォームとして採用したということ。そこでテニスシャツと広まる以前にポロ競技者たちのパワーによって、「ポロのシャツ」=「ポロシャツ」と言われるようなったという説が濃厚のようです。

 このように実は、「波乱に満ちた…」とも言える歴史を持つポロシャツが2020年、再びストリートウエアの影響を受けたカタチの「プレッピースタイル 2020」として脚光を浴びています。ワイルドな色やプリント、ボックス型のシルエットなど、さまざまなデザインで登場しています。そこでその中から、今後10年着続けられるポロシャツをリスト化しました。ぜひご確認ください。