嶋田淳株式会社島田商店東京本社代表取締役社長

嶋田社長:菌は、適切な環境下に置かれると自分で増殖できる生物。夏など、高温多湿の場所で栄養を得て活発に活動するものが多いです。一方、ウイルスは動物を介して増力するもので、生物として分類されません。空気に乗って漂う感染経路もありますので、冬など乾燥しているシーズンや場所において流行します。大きさも全然違うんですよ。菌が運動会で転がす大玉だとしたら、ウイルスはピンポン玉~石ころサイズですね。

編集部:それは知りませんでした! 季節や気候によって、注意すべき菌やウイルスは変わるわけですね。そんな多種多様な病原体から身を守るために、私たちが気をつけるべきことは何でしょうか?

嶋田社長:何よりも大事なのは、菌やウイルスを体に残さないことです。そのためには、こまめに手を洗うこと。それから、商業施設などの入口に設置されている消毒液は、ワンプッシュしっかりと使うこと。あれはね、量が足りないと消毒できないんですよ。手を洗えないときは、ハンドジェルや除菌・消毒シートを使いましょう。ウイルス自体は対策をきっちりすればさほど恐れる強敵ではないので、正しい方法で対策すれば不活化も可能です。

編集部:正しい消毒の知識をもつことが大切なのですね。やはり、菌やウイルスは手から口へ入るパターンが多いのでしょうか?

嶋田社長:そうですね。不特定多数の人が触るものを自分も触って、その手で何かを食べたり目をこすったり、というパターンが多いと思います。菌もウイルスも、自分の服や皮膚にただついているだけなら何も悪さはしません。体内に入り込んでしまうことが問題なんです。だから、目、鼻、口という粘膜を守ってください!

編集部:肝に銘じます!

機内や乗り物で気をつけるポイント

機内,コロナ

編集部:では、アフターコロナの旅を想定した質問です。まず、飛行機の中ではどんなことに気をつけるべきでしょうか?

嶋田社長:飛行機に乗るときは、加湿を忘れずに! 空気が乾燥している機内は、ウイルスが飛びやすい環境なんです。必ずマスクをして、少しずつでよいので水分を取り続けて、喉を乾燥から守ってください。あとは、トイレなど不特定多数の人が利用する場所を自分も触ったら、手洗いを忘れずに。僕も先日仕事で飛行機に乗りましたが、3人掛けの真ん中の席はすべて空けられていましたし、航空会社の対策が見て取れました。

編集部:では、日本や旅先で公共交通機関を利用する際にはどんなことに注意すればよいでしょうか?

嶋田社長:基本的にはどんな場所にも同じことが言えますね。つり革など、不特定多数の人が触る場所を触ったら手を洗う、もしくは消毒する。対象物を拭くよりも、自分が菌やウイルスを体内に取り込まないことが大事です。

編集部:日本であれ海外であれ、どんな場所でも基本的な心構えは変わらないのですね。