「素直さ」の定義は何か

 例えば、人材採用の場面でよく聞く「コミュニケーション力」。これは「初対面でも人と楽しく話せる力、ムードメーカー的な素養」と考える面接官もいれば、「的確に意思疎通する力」や「コミュニケーションで問題解決を前進できる力」と捉える面接官もいる。

 より抽象度の高い「素直さ」ともなると、同じ会社であっても「従順で上司に素直に従うこと」とイメージする面接官もいれば、「物事をフラットに見るバイアスに負けない力」と思う面接官もいるだろう。面接官たちの定義が統一されていなければ、希望通りの人材を採用するのは難しいはずだ。

 一方、Nizi Projectでは求める人材要件が曖昧なイメージで終わることがなく、J.Y. Park氏によって明確に言語化されている。「ダンスレベル」「ボーカルレベル」「スター性」「人柄」という4つの人材要件が明確に要素分解されており、これがプロジェクトの最初から最後までブレずに一貫している。

 人材要件について、どのように定義し、具体化しているのか。採用や人事評価などに携わるビジネスパーソンは、日ごろの業務を振り返りながらご覧いただきたい。YouTube上の動画から引用したJ.Y. Park氏のコメントが参考になるはずだ。