大手総合コンサルタント会社に勤務するコンサルタントは、実は多種多様な人材の集団であり、性格もさまざまだ。しかし、コンサルである以上、「避けられない性質」があり、それがプライベートではしばしば人々から嫌われてしまう原因にもなる。それはどんな問題なのか、またこのような問題を克服している「経験値が高いコンサルト」とはどんなタイプの人間なのか。(リポタ株式会社代表取締役、経営コンサルタント 中野豊明)
コンサルは
多彩なキャラクターの集団
コンサルは偏差値の高い大学を卒業したエリート集団で、顧客企業の多様な悩みを解決する「百戦錬磨の手練れたち」だとのイメージをお持ちの方もおられよう。確かにそうした社員も大勢いるが、総合コンサルの場合、実態はさまざまなバックグランドをもった多彩なキャラクターの集団である。
それでは、その性格や人となりにはどのようなイメージをお持ちだろうか?
計算機のように正確で論理的な、ともすると冷淡にさえ思える社員ばかりなのだろうか、顧客企業の悩みを丁寧に聞き、優しくアドバイスをくれる親切な人たちなのか?