そんなことにも気づかれずに、結果だけであれこれ評価されては部下もたまったものではありません。もちろん、部下側も仕事の前提を上司に確認することが必要です。

部下の状況と情況を改善するために
必要な情報を「言う」

 そして最後に、必要な情報の「共有」が大切です。

 オンラインで伝えることに慣れていない人もいますが、目的を持って伝えることが大切です。相手を責めることが目的ではなく、また自分の仕事の能力の高さを披露することが目的でもありません。ビジネスコミュニケーションは、仕事を前に進めることが目的なのです。ですから、伝えるべきことを、伝えるべき相手に、伝えるべきタイミングで伝えることが大切です。

 では、部下を観察し、部下から傾聴し、その結果、必要なことを伝えていくために何が必要でしょうか?

 それは、「部下への期待」です。本来はこうあってほしいという期待は、それがうまくいっていることを評価するための指標です。「最初の1カ月内に、ボウリングで100点を超えることを目指そう。あなたであればできるはず」、これが期待です。

 そして、現状を聞いているとしたら、その内容についてフィードバックしていきます。

 例えば、靴を履き替えていなければ、まずはボウリング専用の靴を履くことや、ボールの選び方などを伝えることが大切です。そして、ゲームのルールやフォームの確認など意識することを伝えます。