採用スケジュールの前倒しは進むが、内定時期は分散傾向

 採用数でそれほど大きな落ち込みはないとしても、採用のスケジュールやプロセスについてはどうだろう。

 スケジュールについて、同じくディスコ社の調査によると、自社採用ホームページでの情報公開時期は、広報解禁月の3月が36.1%で最も多い。ただし、10月以前も2割を超えており、3月より前に公開する企業の合計は約6割(59.7%)に上る。

 自社セミナーの開始も3月が最も多いが(47.1%)、前年よりもその割合は減少し、より早期に開始する企業が増える見込みだ。エントリーシート(ES)の受け付け開始についても前倒しの傾向が見られる。

 公式には6月解禁の選考(面接)については、広報解禁直後の3月が3割強(36.5%)で最も多い。次に多いのは4月で25.3%だ。また、12月以前も8.8%ある。

 それに対し、6月以降の開始はわずか7.0%にとどまり、5月以降も前年より軒並み減少している。新型コロナの影響で選考に遅れが生じた20年度(21年卒)だけでなく、19年度(20年卒)と比べても早まる見込みだ。

 公式には10月からとされる内定出しについても、開始時期は4月が最も多い(25.4%)が、3月(18.0%)と5月(21.9%)も2割前後あり、また、2月以前の割合も増加している(図表8)。早期からの内定(内々定)出しが増えつつ、開始時期はより分散していきそうだ。

「息子・娘を入れたい会社2021」から転載
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