GAFAと呼ばれる米国の巨大IT企業を巡るニュースが増えている。各国政府がGAFAを提訴したり、規制の強化を検討したりしているのだ。いったいGAFAの何が問題なのか?その疑問に答えるある報告書があった。特集『世界が変わる GAFA解体指令』は、12月21日(月)から27日(日)までの全11回にわたって、GAFA解体を求める報告書を軸に、巨大企業を巡る議論を追った。
#1 12月21日(月)配信
なぜ「GAFA解体」が叫ばれる?知識ゼロからわかる4つのQ&A
米国議会が10月、GAFAを巡る問題を450ページもの重厚な報告書にまとめた。4社の解体を求めるこの過激な報告書は、GAFAの強さ、賢さ、そしてしたたかさを余すところなく詳らかにしている。
#2 12月21日(月)配信
フェイスブック「買う、まねる、つぶす」激烈経営戦略の裏側【GAFA解体指令書・精読】
フェイスブックはGAFAの中でも、ひときわ厳しい批判にさらされている。さまざまな理由があるが、その一つは、ビジネス市場での振る舞いである。米国の「GAFA解体指令」が詳らかにした、フェイスブックの猛烈過ぎる戦略とは。
#3 12月22日(火)配信
アップルは「冷酷な徴税人」?ネトフリ、スポティファイも大反発【GAFA解体指令書・精読】
iPhone上で動くさまざまなアプリは、現代人の生活に欠かせない存在となっている。このアプリに対し、アップルが冷酷な「税金」を課している――そんな反発の声が、世界中のアプリ開発者から上がっている。アップル税を巡る激しい議論を追った。
#4 12月23日(水)配信
アマゾン・マケプレ上位表示の「鍵」判明、翻弄される出店者の受難【GAFA解体指令書・精読】
アマゾン・ドット・コムはマーケットプレイス、つまりインターネット空間の市場を運営する企業だ。世界中の無数の企業や個人が、アマゾン市場で商いを営んでいる。これら出店者を戦慄させる本音を、アマゾン幹部が社内で吐露していた。
#5 12月23日(水)配信
アマゾンを怒れる日本人出店者が告発!「世界No.1企業は謎だらけ」
コロナ禍でインターネット通販市場が伸びる中、アマゾンはますます強くなる一方だ。そんなアマゾンに日本のある出店者が疑問を抱き、法的手段に訴えるまでに。出店者が目の当たりにしたのは、徹頭徹尾謎だらけのアマゾンの姿だった。
#6 12月24日(木)配信
グーグルが「都合よくネット空間を分断」と非難される理由【GAFA解体指令書・精読】
水、電気、ガスそしてグーグル。インターネット検索やメール、地図といったグーグルのサービスは、現代人の生活に欠かせないインフラとなっている。そのグーグルが、自社に都合の良いようにネット空間を分断している?ネット業界から上がる厳しい指摘とは。
#7 12月24日(木)配信
グーグル「1000億円分配」にメディア界騒然、日本で分け前をもらえるのは?
グーグルが進める、世界の報道機関に記事の対価を支払う取り組み。その総額は1000億円に上る。ドイツやブラジルなど先行導入国に続いて、日本市場でも実施する見通しだ。いったいどのメディアが1000億円の分け前をもらえるのか?
#8 12月25日(金)配信
楽天が進める戦略が「出店企業から総スカン」な理由、和製GAFAの深層
楽天といえば、日本では圧倒的な規模を誇るインターネット企業。いわば和製GAFAだ。その楽天が進めるある新たな戦略が、出店企業から強い疑念と反感を集めている。いったい何が起こっているのか。深層をリポートする。
#9 12月25日(金)配信
フェイスブックがグーグル買収言及も、資料が暴くGAFA首脳の本音【GAFA解体指令書・精読】
「GAFA解体指令書」を作成した米議会下院の小委員会は、16カ月の調査で約129万点もの膨大な資料をかき集めた。eメールや議事録など公開された一部の資料には、GAFAの幹部たちの生の声が記録されている。GAFA中枢の頭の中をのぞいてみよう。
#10 12月26日(土)配信
公取委員長が語る日本もGAFAに厳しい理由、過激姿勢に世界が注目
巨大インターネット企業に厳しいのは欧州や米国の政府だけではない。日本の公正取引委員会は実は、世界でも注目の規制当局となりつつある。今秋、新たに公取委員長に就任した古谷一之氏にインタビューした。
#11 12月27日(日)配信
アマゾンキラー「ショッピファイ」がGAFA隷属を逃れて成長できた理由
世界のあらゆる企業を圧倒するGAFA。この4社にはもう、隷属するしかないのか……いや、まだ成長の道はある!「アマゾンキラー」として急成長中のカナダ企業、ショッピファイ(Shopify)に見るGAFA時代の成長戦略。
Key Visual by Noriyo Shinoda