その傾向は日本でも、徐々に見え始めていると言われています。ですが実際に、悩んでいる方も多いようです。家賃に関しては、大都市に比べ地方都市のほうが安くなるはずです。が、住民税や国民健康保険税に関しては、地方都市のほうが首都圏よりも高いことも少なくありません。特にフリーランスの人にとっては、地方に移住することで国民健康税が大幅に上がるケースもあると言われています。

 …とは言え、金銭的かつ物理的な面での心配を抜きにして、想像の世界で行う引っ越しに関しては、胸が躍るほど楽しみなことではないでしょうか?

 そこで、もしこのパンデミックを抜きにした場合、世界中の都市どこでも選ぶことができるとしたら、あなたはどこに住みたいと思いますか? 考えてみてください。

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 それでは、世界中のさまざまな都市に住む駐在員やグローバルに働きたいと思っている人々によるコミュニティサイト「InterNations」が行った調査「Expat Insider」を見てみましょう。このサイトでは毎年の恒例として、「最も住みやすい都市と住みにくい都市」を調査しています。そして2020年バージョンとして、世界各国約1万5000人以上もの回答者にもとに算出したランキングがすでに発表されているのです。ではご覧ください、その結果は驚くべきものと言えるかもしれません。

 この調査は、約1万5000人の回答者から集った生活費や、都市で与えられる雇用機会、都市生活への適応のしやすさ、気候、交通の利便性、医療や、品質やトータル的な費用を考慮した上で、ランキングが作成されています。では、最も住みやすいとされる最高の都市はどこなのでしょうか? その答えは、「そこに住み、新たな地で仕事を探すことにも優れている場所」ということになります。

 1位はスペインのバレンシア

 この地の最大の魅力は、気候が生活に大きな影響を与えていると言っても過言ではありません。年間を通して穏やかな天気に恵まれる地中海性気候であり、年間を通して温かいだけでなく、年間300日以上日照時間があるということ。実に温暖で過ごしやすく、天気の良い日が続くのです。

 また家賃も安く、賃金も平均以上とのこと。公共交通機関での移動もとても簡単で、街自体もリラックスした雰囲気…快適に住むことこの上ない街ということです。