年収が低い
会社の特徴と県は?

 年収450万円未満の34社の上位業種を見ると、小売業が8社、サービスが5社、食料品が4社となっている。10位以内の企業の業種では、10社中4社が小売業だ。

 そもそも小売業やサービス業は、比較的、労働集約的な企業が多く、総じて賃金は低めに設定されがちである。

 上位10社以内の小売業を見ると、前述した3位、4位の百貨店のほかは、7位と8位にランクイン。

 7位のユニフォームネクスト(福井県)は業務用ユニホーム(作業着)のインターネットによる通信販売を主に展開(年収は373万円)、8位のオーシャンシステム(新潟県)は食品スーパー「チャレンジャー」を展開するほか、フランチャイズで「業務スーパー」を運営している(年収は382万円)。

 食料品は、前述の2位のほかは、10位に一正蒲鉾(新潟県)が入っている。年収は386万円。カニ風味かまぼこやちくわなどの水産練り製品のほか、まいたけなどの生産・販売を行っている。

 また、年収が低い企業の特徴としては、当然と言えば当然であるが、従業員の平均年齢が若いということが挙げられる。

 6位の日本一ソフトウェアは岐阜県のゲームソフトメーカー。社員の平均年齢は34.6歳と比較的若い。年収は366万円。前述したユニフォームネクストも、社員の平均年齢は30.6歳と若い。

 上位10社のうち輸送用機器の業種で、9位にランクインしたエイケン工業(静岡県)は、年収は386万円。自動車用のオイルフィルターやエアフィルター、フューエルフィルターなどのフィルター類を主に製造・販売している。

 なお、年収450万円未満の34社の都道府県別分類では、新潟県が8社、石川県が7社、静岡県と長野県が4社、富山県が3社、岐阜県、三重県、山梨県、福井県がそれぞれ2社だった。

(ダイヤモンド編集部 山本猛嗣)

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