関西系企業とメーカーが
多数ランクイン

 第1位となったのは、京都大学、2位には京都大学医学部附属病院が入り、大学に関連する就職先が上位を占めた。

*20年は大学側に聞いた就職企業別の人数を基に算出しているが、19年は企業側に聞いた大学別の採用人数を基に算出したため、19年のデータには就職先として大学や大学附属病院が含まれていなかった。

 東京大学の就職先ランキングでも1位は東京大学となっており、東西の最難関ともに、優秀な人材が就職先として母校に多数残る傾向があることが分かる。それが優秀な研究者を輩出し続けているゆえんだろう。

 第3位はパナソニック、4位に三井住友銀行、5位にアクセンチュア、6位に関西電力が入り、上位は昨年と同様の顔触れとなっている。

 TOP21を見てみると、大阪ガスや住友化学、JR西日本、島津製作所、ダイキン工業など、やはり関西系の企業が多い。また、メーカーが多いのも特徴だ。コンサルも3社がランクインしており、東大同様、人気が高い。

 東大の就職先では官公庁がランクインしていたが、京大は民間企業で活躍する人材が多いようだ。学生の間で人気の高い総合商社は、TOP21には入らなかった。

*ランキング表の見方
データは、各大学発表による企業別就職者数。京都大学は「京都大学新聞より集計。企業名は大学通信の調査方法にのっとって表記しているため、正式名称と異なる場合がある。調査/大学通信

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