『マンガでわかる 話すチカラ』はこんな人におすすめ!
編集者 シナリオ・作画を担当したおふたりは、この本をどんな方に読んでほしいと思いますか?
渡辺 どんな方に読んでいただいても嬉しいですけど、とにかく若い人に届いてほしいです。主人公と同世代の学生さんにも読んでほしいですし、社会人になりたての人にも。
実は、私は大学を卒業して就職したものの、話し下手、コミュニケーション下手もあって、1年半でつまずいてドロップアウトした経験があるんです。自分自身が社会不適合者であるかのようにも感じられたときもあり、そこからしばらくフリーターをしていました。
だから「会社には入ったけど、なんだかうまく行っていない」とか「このままでいいんだろうか。将来が不安だな」という人に読んでほしい気持ちが強いです。そんな人にとって、一歩踏み出せるような本であってほしいと思っています。
編集者『話すチカラ』というタイトルですけど、話すことに限らず、人間性を高めるための教えもたくさん詰まっている本です。だからこそ、若い方々にもぜひ読んでほしいです。前著『話すチカラ』とはまた違った形のオリジナルのシナリオで、エッセンスを短時間で理解できる本になっています。
百田 私は自分にコンプレックスを持つ人にぜひ読んでほしいなと思っています。世代を問わず、「なんとなく話せてはいるんだけど、実は伝わっていないんじゃないか」などと悶々と悩んでいる人にぜひ読んでほしいですね。
また、逆に「自分は話すのが得意」と思っている人にも、自分を見つめ直すきっかけになると思うので、ぜひ読んでほしいです。
編集者 僕自身、話をしているとよく噛むし、話し下手という自覚があるので、この本を編集することで「話す」ということを新鮮な気持ちで見つめ直すことができました。うちのカミさんが珍しく僕が手掛けた本を読み込んで、「齋藤先生と安住さんって凄いんだね」と勉強になったようでした。
読者の皆さんにも、美桜ちゃんという主人公に、ご自分を投影しながら読んでいただければと思います。