最初から完璧を求めない

 そして、情報システムをつくるときは、最初から完璧なものをつくらないと決めた。

 ITベンダーはこちらの業務がわかっているわけではないし、こちらの社員もITのことがさっぱりわからない。

 わからない同士だから、まずは最小限のシステムをつくり、それを拡張しようと考えた。

 ITの開発は動作の試験が重要だ。たとえば100の機能があったら、一番使いそうな10の機能までつくる。

 その後、使用しながら必要な機能をリストアップし、10の機能を追加する。多くの企業は考え抜いて最初から100の機能をつくってしまい、実際には10~15しか使わない。

 それよりも10の機能だけをつくって絶えず手を加えたほうがいい

 動作試験は二度手間になるが、はじめから完璧を目指すより効率がいい。