米フェイスブックが28日発表した1-3月期(第1四半期)決算は売上高と利益が大幅に増加した。フェイスブックはデジタル広告費の伸びが追い風になったとしつつ、今年はアップルの新たなターゲット広告制限などの要因により、この先の成長鈍化を予想していると述べた。人々がオンラインに費やす時間とお金が増え、広告主がその変化を捉えるためにリソースを割いてきた過去1年の流れを反映する決算となった。同社はソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「フェイスブック」のほか、画像共有アプリの「インスタグラム」やメッセージアプリ「ワッツアップ」を傘下に擁する。1-3月期の広告平均単価と配信広告数は増加した。売上高は前年同期比46%増の254億4000万ドル。純利益は95億ドルにほぼ倍増し、1株利益は3.30ドルとなった。ファクトセットがまとめたアナリスト予想は売上高が237億3000万ドル、純利益が39%増の68億ドル、1株利益は2.35ドルだった。