米石油パイプライン運営大手コロニアル・パイプラインのジョセフ・ブラウント最高経営責任者(CEO)はウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで、ランサムウエア(身代金要求型ウイルス)による攻撃を受け、ハッカー集団に「身代金」を支払った経緯について語った。コロニアルが問題に気付いたのは5月7日の明け方で、制御室のコンピューターにハッカーから身代金の要求がきていることを従業員が見つけた。困難な決断を迫られたブラウント氏は、同日夜までに支払いを決めた。ブラウント氏は440万ドル(約4億8000万円)の身代金支払いを許可した理由として、サイバー攻撃によるシステムへの被害の度合いやパイプライン復旧にかかる時間が不透明だったためと述べた。
ハッカーへの支払いやむを得ない選択 コロニアルCEO
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