投資家は今年、景気敏感株を買い増すことで多額の利益を上げている。爆発的なペースで再開される企業活動を背景に、こうした銘柄が快走しているためだ。20本を超えるアクティブ運用型上場投資信託(ETF)が今年これまでに少なくとも20%上昇し、S&P500種株価指数の12%高を上回っている。ゴールドマン・サックスのアナリストによると、アクティブ運用の大型株ミューチュアルファンドのうち56%がそれぞれのベンチマークを上回り、この10年余りで最も高い比率となっている。中でも高いパフォーマンスを示すETFは、時価総額の少ない小型株や、企業の純資産に比べて割安と判断されるバリュー株に軸足を置く。例えば、エネルギーをテーマにしたファンド「インフラキャップMLP ETF」は原油価格回復のおかげで年初から48%上昇。保有銘柄の上位にエネルギーインフラ企業エナジー・トランスファー(12月以降62%高)が含まれる。
米ETFの勝ち組、「経済再開トレード」に乗る
20本以上のアクティブ運用型ETFが今年20%以上上昇
有料会員限定
あなたにおすすめ