「後ろから追い風が吹いているとき」「○○○○なとき」……いろんな意見があると思いますが、私の答えは湖が穏やかなときです。

 スキーで大怪我をして首から下が全く動かないときの私の気もちの湖は、荒れに荒れまくってました。どうしていいかも分からなかったですし、こんな俺が生きてちゃいけない……って心のどこかで思っていました。苦しくて苦しくて、このときには気もちの湖を自分で穏やかにすることはできませんでした。そして最後に、涸れました。人生終わった…死にたい……って。

 イライラしたり、カリカリしたり、ムカついたり、悲しくなったり、ねたんだり、焦ったり、絶望したり、あきらめたり……誰の人生にもこういうときはあります。そんなとき、気もちの湖はどうなっていますか。

 私は、自分の気もちの状態をチェックすることを日々とても大事にしています。今、自分の気もちの湖どうなってる?荒れてる?それとも穏やか?自分で自分の状態をチェックしています。

 でも、人は、自分の荒れたり、涸れかかっている気もちを見ることもせず、まわりの人や環境のせいにして、あたってしまいがちです。なぜ分かってくれないんだ、と感情をぶつけてしまったり、外側の何かを変えようとする人がすごく多いんです。

 ほんとうは誰かに分かってほしい!気づいてほしいんです。良い悪いではなく、今そういう気もちなんだよネ……って。だからこそ、まずは自分で自分の気もちに気づいてあげてほしいのです。

○○の暴走は言動の暴走につながる

 ここで問題です。

 ○○の暴走は言動の暴走につながる

 この○○にはどんな言葉が入るか、わかりますか?

 ちょっと考えてみてください。私が先輩から教わった言葉です。そして教師のときも今も、自分が大人として親として、これは忘れてはいけないと思っている言葉です。