観光客の多い国・地域

かつては「がさつ」「高飛車」などというイメージのあったパリかつては「がさつ」「高飛車」などというイメージのあったパリ

 続いては「地球の歩き方」らしく旅行系のラインキングをふたつ紹介していきましょう。

 国連世界観光機関(UNWTO)が発表している外国人観光客数ランキングの1位はフランス。世界中の人々が憧れる花の都パリをはじめ、魅力的な観光地が目白押しです。しかし世界一となったのは地道な努力の結果でもあることを知っていますか?

インスタント麺をよく食べる国はどこ?世界の「なんでもランキング」5選

 フランスは『国別観光客マニュアル』を独自で作成するなど、ゲストの国によって柔軟に対応を変えてきました。ちなみに日本人の分析は「控えめなのに実は要求は高い」とのこと。さらにはミシュランをはじめ、独自の格付け文化もフランス独自のホスピタリティを発展させてきました。そんな努力が結果につながっているんですね。外国人観光客数ランキングの第2位以下はスペイン、アメリカ、中国、イタリアと、世界的に有名な観光大国が続きます。

日本人が多く訪問している国・地域

アメリカの日本人観光客数はハワイとグアムが半数以上を占めるアメリカの日本人観光客数はハワイとグアムが半数以上を占める

 日本政府観光局が2019年に発表したデータによると、日本人が多く訪問している国ランキングの1位はアメリカで349万3313人。次いで韓国が294万8527人、中国268万9662人でした。ただ、アメリカの数字にはハワイの約150万人、グアムの約56万人が含まれ、アメリカ本土だけでいうと約144万人で第5位となる計算です。日本人の圧倒的なハワイ愛が見てとれますね。※旅行者数は2018年の数字

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 ということで実質的には韓国が1位という結果に。1988年のソウルオリンピック開催を機に日本人への短期滞在ビザを免除すると急激に渡航者が増加。2000年代の韓流ブームでは日本人のみならず世界中から観光客が押し寄せました。またここ数年は韓国ドラマやK-POPの世界的人気により渡航意欲に拍車がかかっていました。新型コロナウイルスの流行で現在渡航が制限されていますが、海外旅行の解禁後は人々の旅先選びのポイントや旅行スタイルが変わってくるかもしれませんね。