米連邦準備制度理事会(FRB)は、大手銀行や他の金融機関がストレス下に置かれた際の流動性管理を支援する制度導入の可能性に向けた作業を続けているが、具体的にどのように運用されるかはまだ決まっていない。  7日に公表された6月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨によると、政策担当者は6月15~16日のFOMCで常設レポ・ファシリティー(SRF)の設置を再度検討した。これは、基準を満たした金融機関が迅速かつ容易に国債を中心とした証券を現金に換えられるようにするもの。  議事要旨では、当局者がSRFに依然として好意的で、中銀関係者が提示した条件を評価していたことが示された。