航路や船の特色や魅力を表現した個性豊かな御船印7選
ここからは船会社の工夫を凝らした御船印から、7つをセレクトしてご紹介しましょう。
【1】
日本海を舞鶴・敦賀から新潟、秋田、小樽、苫小牧を結ぶ新日本海フェリー。船名は港に自生する花木から命名されていて、御船印にも船名の花が配されています。カラフルで目を引くデザインは、列車のヘッドマークをイメージしたそう。
【2】
北九州の博多、唐津から壱岐・対馬を結ぶ九州郵船の御船印は「めくれるデザイン」が特色。御船印の裏がシールになっていて、シールの下には船の乗船記念スタンプが押せる二重構造になっています。
【3】
広島と愛媛をつなぐ瀬戸内海汽船は、船の形をデフォルメせず縦に配置した斬新なデザインです。御朱印に倣い、中心の波、船体、航路名など個別のスタンプを作り、乗船スタッフが御船印帳に押印して御船印が完成します。
【4】
若狭湾をクルーズするそともめぐりの御船印は、あえて船の姿は入れず、蘇洞門(そとも)の絶景を描いた美しい水彩画。これは夏の景色だそうで、完成まで2カ月を要したという力作です。用紙は和紙を使用しています。