詳しくないとだまされそうな文面にアレンジしてあることも

 サイバー犯罪者によっては、定型の文面をそのまま使うのではなく、アレンジを加えてくることがあります。例えば、ハッキングした手法の解説で、「Ciscoルータの脆弱性CVE-2018-0296を利用した」などと書いてくるケースがありました。調べたところ、2019年に実際にあった脆弱(ぜいじゃく)性で、悪用されたケースの記事が見つかりました。

 他には「ルートキット」を利用して侵入し、「VNCプロトコル」で接続したと言ってくるメールもありました。「ルートキット」は管理者権限を奪取して不正アクセスするためのツールのことで、「VNCプロトコル」を調べると遠隔操作について記事が見つかります。いずれも見当違いのキーワードをちりばめているだけなのですが、これもITに詳しくないと見破ることができません。

犯人のあおり文句にもバリエーションがあります Photo:Y.T犯人のあおり文句にもバリエーションがあります Photo:Y.T.

 そして、あおる文言もバリエーションに富んでいます。

「あなたが大好きなもの(アダルトサイト)を知っています。
ああ、そうです。私は皆から隠れているあなたの秘密の人生を知っています。
ああ、私の神、あなたのようなもの...私はこれを見た...ああ、あなたは汚いいたずらな人…… :)」

 英語から機械翻訳したような日本語ですが、ちょっと笑ってしまいます。どれだけものすごい動画を想定しているのでしょうか。英語のケースですが、もっとひどい文面が来たこともあります。