ガミガミ言わずに、一瞬で
子どもの行動が変わる片づけ法
子どもたちの日常には教材や大量のプリント、ジャージに部活着とたくさんのモノが出入りしています。せっかく部屋を片づけてもあっという間に散らかり、「片づけなさい」と叱ってもまったく変わらない様子にイライラしている親御さんも多いことでしょう。
片づけは「モノを減らす」「グッズを買って、しまい方を工夫する」「定位置に戻す努力をする」といったイメージが一般的です。が、「モノを減らす」は「自身の価値観と向き合う」こと、「定位置に戻す努力をする」は「習慣を変える」こと。どちらも短期間でガラッと変えるのが難しく、大人ですら「ああ、片づけが終わった」と感じた瞬間から徐々に元に戻っていくものです。片づけに意識が向いていないお子さんにプレッシャーを与えても、うまくいかないものです。
子ども部屋の片づけでお悩みの方は、人の価値観や習慣術に頼らずに、片づけの成果を「なる早で」実感できる方法を、一度試してみませんか?
それは、部屋の模様替え。現状の家具位置に問題がないか検証して、見直す方法です。
模様替えは「ビフォーアフターが見た目にはっきり変わる」ため、気分も一新できますが、本当の価値はそんな一瞬の仕上がりにはありません。「1週間たっても部屋の状態がキープできていて、ストレスを感じない」状態を目指して行うものです。
子ども部屋の片づけを大きく変える、模様替えの秘訣は三つあります。今回は、実際に私がお手伝いしたケースの写真を使って解説していきます。