成人式は来年からいつやる?「18歳成人」で親が気をつけるべき3つのことPhoto:PIXTA

22年4月から18歳が「成人」に
親が気をつけるべきことは?

 1月10日は成人の日です。オミクロン株の流行も懸念される中、私の地元自治体の「はたちのつどい」は、式典も立食パーティーもありません。ただし、新成人としての思い出を残せるよう時間帯を決めて、地元の同級生と会場で再会し、一緒に写真を撮影する機会は作っていただけるようです。

 さてこの成人式、来年から「いつやるのか?」という問題が発生します。2022年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられるからです。この日をもって18歳、19歳はすべて成人ということになります。

「なぜこれまでのルールを変えて、18歳で成人となるのか?」

 ということですが、一番の理由は明治時代に決まった20歳を成年年齢にするという日本の法律が、時代と世界の潮流にあわなくなってきたことでしょう。実際、経済協力開発機構(OECD)加盟国の大半は、成年年齢を18歳としています。

 日本ではすでに選挙権も18歳から与えられるようになっていて、それに合わせて今年4月1日からは、成年年齢も18歳に変更になる。これからは18歳で活躍するプロスポーツ選手や棋士、音楽アーティストや俳優は親の許可がなくても自分で契約し活動できるという当たり前の環境に変わる。そう考えれば、18歳成年制が時代に合致していることは理解できると思います。

 とはいえ、ご自分のお子さんが4月1日をもって急に成年に変わることにとまどう親御さんも少なくないと思います。親としてこの新成年制度、何に気をつければいいのでしょうか? 三つのポイントを紹介しましょう。