フジテレビ「ノンストップ!」、NHK「あさイチ」などで話題沸騰中の、片づけアドバイザー石阪京子さん。彼女のメソッドは、なぜ、片づけが苦手な人でも、きっちり片づき、その後もリバウンドせずきれいな状態をキープできるのか? どうして、これまで失敗を繰り返した人が、二度と散らからない「最後の片づけ」にすることができるのか?
片づけられない人たちの“最後の駆け込み寺”・石阪京子先生の大ヒット8刷の最新刊『一回やれば、一生散らからない「3日片づけ」プログラム これが最後の片づけ!』を引用しながら、石阪メソッドの心構えとテクニックを解説します。

玄関マット、トイレマット、<br />キッチンマット……<br />マットは引かないほうがいい理由Photo: Adobe Stock

マットは不衛生になりがち

 家を清潔を保つためにぜひ、試していただきたいのが、「玄関マットを敷かない」ということです。

 玄関マットがあると、下に埃がたまりますし、掃除機をかける時も、いちいちめくらなくてはいけません。しかも、厚手で洗濯しにくいので、乾きにくく洗濯の頻度が低くなりがちです。こう考えると、玄関マットをなくすほうが断然、家事がラクになります。

□下に埃がたまる→不衛生
□掃除機をかけるのが大変→時間と労力の無駄
□厚手で洗濯しにくい→洗濯の頻度が落ち、菌が繁殖しやすくなる

 しかも、スーパーの袋や届いた段ボール箱などは、玄関にいったん置くことが多いと思います。その時、玄関マットにウイルスが付着してしまうかもしれません。そして、そうとは知らずに家族が玄関マットを踏んで、部屋のあちこちに移動すると思うと、ちょっと心配になりませんか? 

 マットがなければ玄関に人の出入りがあるたびに除菌スプレーをかけられますし、水拭きだってできます。

 マットは、玄関マットだけではなく、トイレ、キッチン、リビングなどに敷くモノもすべてを外してしまいましょう。そのほうが掃除もラクだし、清潔に保てます。

 キッチンは水滴が気になるので、マットを敷かれている方が多いですよね。

 でも、キッチンの床には、粉物の料理をしたら粉がパラパラ落ちるし、野菜のカスや土が落ちたりして、必ず汚れます。マットを敷いていると見えないけれど、落ちた汚れが溜まっています。マットがないほうが汚れに気付きやすいですし、その都度、ササッと拭けば掃除も完了します。私はずぼらなので、キッチンの足元には雑巾を置いて、お醤油をこぼした時とかは足で拭いてしまっています(笑)。

 使い終えた雑巾は、洗面所で軽く予洗いをしてドラム式の洗濯乾燥機で衣類と一緒に洗っています。

 トイレも、除菌シートで拭けば3分で終わりますよね。

 そのほかにも、家の中にはお風呂のマットや、ティッシュカバー、ピアノカバーなど出しっぱなしで埃をかぶっているモノがたくさんあります。これを機に全部、スッキリ外してしてみてはいかがでしょう?

 新生活に向けて「3日片づけ」をして、暮らしやすい家を目指しましょう。拙著「これが最後の片づけ!」を、ご参照いただければと思います。