
――筆者のアリ・I・ワインバーグ氏は米コネティカット州在住のライター
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バリュー投資が復活している。
グロース株は過去10年にわたり、バリュー株をしのぐ成績を上げてきた。バリュー株は通常、時価総額に対する有形資産の割合が高い。S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスによると、この10年間のS&Pコンポジット1500グロース株指数のトータルリターン(3月31日まで)は年率16.4%だった。これに対し、S&P1500指数全体は14.4%、同バリュー株指数は11.9%だった。
「米国市場はテクノロジー株の比重が大きいグロース株にもともと偏りがちだ」。ノッティンガム・アドバイザーズの共同最高投資責任者(CIO)マシュー・クラジナ氏はそう話す。