「温泉ワーケーション」がビジネスのエネルギー源に!熱川で効果を実体験観光地の熱川で「ONSENWORK」を体験

 日頃、シャワーで済ませている人も多いだろうが、入浴にはシャワー同様に「清浄作用」がある。それ以外にも「温熱作用」「静水圧作用」「浮力作用」「粘性・抵抗性作用」「清浄作用」も含まれているという。静脈血中の酸素濃度を向上させ(二酸化炭素濃度を低下させ)、老廃物を流し出して体の隅々にまで栄養を届けてくれるなど、その効果はシャワーと比較にならない。

 日々、仕事や運動に時間をかけて交感神経が働いているビジネスパーソンほど、副交感神経を優位にし、自律神経のバランスを整える必要がある。そのためにも、シャワーではなく入浴が欠かせないと言えるだろう。

入浴することで実際に
低下した血管推定年齢

 今回の取材の場となった熱川プリンスホテルは、熱川温泉界隈にある。同温泉は、あたたまりの持続が期待できる塩化物泉・硫酸塩泉で、天然保湿物質であるメタケイ酸も十分だ。あたたまりは免疫向上にも影響し、身体的な効果が確認できる。広々とした風呂で手足を伸ばすことでリラックス。精神的な効果も求めたいものだ。

「温泉ワーケーション」がビジネスのエネルギー源に!熱川で効果を実体験温泉で心身共に癒される

 わざわざ温泉地に場所を移すメリットはいくつかある。風呂に入ってコンディション調整するだけでなく、早朝にランニングやウォーキングを取り入れることで代謝を上げ、交感神経を刺激することもできるし、現地の食材を中心にバリエーション豊かな食事をとることで腸内環境を改善することも。食物繊維が豊富な食材や腸内環境を整える発酵食品を選ぶとよい。

 また、「露天風呂で光刺激を受けることで体内リズムをリセットでき、何よりも仲間と一緒に過ごすことで笑顔が増え、リラックスできる」と後藤氏は話す。

 具体的な入浴方法についてもアドバイスをもらった。免疫向上を目指す入浴には、40℃・10分or 41℃・15分or40℃・20分の全身浴を、週に2回程度行うのがオススメとのこと。ヒートショックプロテインが産出され、免疫力増加だけでなくストレス防御、傷ついたタンパク質の修復が見込めるようだ。

 快眠のために入浴では、就寝1〜2時間前のぬるいお湯に入ることが良いよう。快眠後は朝日を浴びることがポイントで、1日10分ある体内リズムのズレを朝日が解消するという。露天風呂はもってこいだろう。腸内を意識した入浴のためには、食後30分は入浴を控えるとよい。消化を助けるため、ここでもぬるめの湯を選ぼう。