ルックスはプロユースのハイゼットとほぼ共通。道具感たっぷりの骨太な印象を与える。スクエア形状のボディは使い勝手抜群、そして大きく見える。これは足元が145/80R12サイズと控えめな設定ということも影響しているに違いない。
運転席に乗り込む。全高が1890mmとたっぷりしているにもかかわらず乗降性は優秀。よじ登るイメージではなく横スライドで乗り込めた。インパネは水平基調の機能的な造形。メーターも各コントロールも、“あるべきところに配置されている”印象で、実に使いやすい。オーバーヘッドシェルフなど、室内各部に多くの小物入れが用意されている点もうれしい。
圧巻はリアスペースだ。2分割式の後席は足元スペースにスッキリと収納でき、最大で長×幅×高1820×1265×1215mmのフリースペースが出現する。それはまさに、ユーザーを刺激する自由空間。“もうひとつの部屋”として楽しい使用シーンを連想させる。テーブルとしても使えるラゲッジボードなど、多彩な専用アクセサリーが用意されているのも魅力だ。