ルックスはプロユースのハイゼットとほぼ共通。道具感たっぷりの骨太な印象を与える。スクエア形状のボディは使い勝手抜群、そして大きく見える。これは足元が145/80R12サイズと控えめな設定ということも影響しているに違いない。

ダイハツ・アトレーRSリアビュー車両仕様は4ナンバー登録の商用車 初回車検は乗用車の3年に対し2年以後は2年ごとに更新 ボディはタフな作り

 運転席に乗り込む。全高が1890mmとたっぷりしているにもかかわらず乗降性は優秀。よじ登るイメージではなく横スライドで乗り込めた。インパネは水平基調の機能的な造形。メーターも各コントロールも、“あるべきところに配置されている”印象で、実に使いやすい。オーバーヘッドシェルフなど、室内各部に多くの小物入れが用意されている点もうれしい。

ダイハツ・アトレーRSインパネ室内は機能的なデザイン オーバーヘッドシェルフなど豊富な小物入れを用意 メーターはアナログ2眼式 タコメーター標準 CVTは発進時のギアを低めに設定 力強い加速に貢献

 圧巻はリアスペースだ。2分割式の後席は足元スペースにスッキリと収納でき、最大で長×幅×高1820×1265×1215mmのフリースペースが出現する。それはまさに、ユーザーを刺激する自由空間。“もうひとつの部屋”として楽しい使用シーンを連想させる。テーブルとしても使えるラゲッジボードなど、多彩な専用アクセサリーが用意されているのも魅力だ。

ダイハツ・アトレーRS前席シートは見た目以上にクッション性に優れる 前席は広いが後席の足元スペースはミニマム 後席は分割形状
ダイハツ・アトレーRSリアシート
ダイハツ・アトレーRS荷室荷室最大スペースは長×幅×高1820×1265×1215mm