米国の小型株は市場の下落局面で矢面に立たされた。だが、ここにきて割安感が出始めているとの指摘が上がっている。中小型株で構成するラッセル2000株価指数は昨年11月の最高値から24%下落。S&P500種指数の大型株より約2カ月も早い段階から強烈な売りに見舞われた。S&P500は同じ期間に12%下落。インフレ率の高止まりに加え、米連邦準備制度理事会(FRB)が想定以上に積極的な利上げに乗り出すとの警戒感が広がったことが要因だ。経済を巡る不透明感が高まっている局面で、小型株がとりわけ厳しい下げを演じることはよくある。小型株は投資対象として一般的にリスクが高いと考えられている。好景気であっても、小型株の多くは安定して収益を上げることができず、景気が低迷すればこうした傾向はさらに強まる。
米小型株に「売られすぎ」の声、買い場探る動きも
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