歯医者写真はイメージです Photo:PIXTA

「国民皆歯科健診」が実現したら、本気で歯医者を探さなければならない時代がやってくる。そこで、長く付き合える歯医者をネット検索する場合の、6つのポイントを解説する。患者だけでなく、歯科医院関係者も参考にしてほしい。(医療コンサルタント 武知英志)

「国民皆歯科健診」が始まれば
本気で歯医者を選ぶ時代がくる

 岸田政権が取りまとめる「骨太の方針」に、日本国民全員に歯科検診を義務付ける「国民皆歯科健診」が盛り込まれることになりそうだと話題になっている。

 これが実現したら、私たちは今後いっそう歯医者に注目するだろう。歯科健診を毎年受け、その結果次第で治療もするとしたら、自分が納得できる腕の良い歯医者で、気持ちよく治療を受けたいと思うからだ。

 厚生労働省の資料によれば、歯科診療所は全国に6万8204軒もある(2021年1月時点)。ちなみに、全国のコンビニエンスストアの軒数は5万5868店(22年4月時点、日本フランチャイズチェーン協会調べ)とのことなので、コンビニよりも歯科診療所のほうが多い。そんな、星の数ほどある中から、本気で歯医者を探さなければならない時代がやってきそうなのだ。

 自宅や勤務先の周辺に、何軒も歯科医院があるという人も多いだろう。では、その中で、どこが自分に合う歯医者だろうか。どうしたら長く付き合える歯医者に出会えるのだろうか。最近は、インターネットで良さそうな歯医者を探して行く人も多いだろう。しかし、実際に受診してみたら、どうも合わないな…などと思うことはないだろうか。

 なぜ、そうしたミスマッチが起こるのか。実は、歯医者をネット検索する場合、「押さえておくべき6つのポイント」がある。次ページからは6つのポイントを、医療コンサルタント目線で詳細に解説する。