「脳は、いくつになっても鍛えられる」――これが、最新脳科学の結論です。少なくとも、老化や劣化をかなりの程度防ぐことができます。しかし、日々の暮らしの中では、頭をずいぶん使っているようでも、実は使っていないということが多いですよね。とりわけ、順風満帆な生活を送っている人ほど、その傾向は強くなります。さしたるトラブルがないので、いつもと同じことをしていればいい。そうすると、思考回路が硬直化し、さびつきやすくなるのです。そこで今回は『脳にいいこと、1からすべてまとめました』(青春出版社)から、脳をさび付かせないための4つの日常習慣について抜粋紹介します。
脳が突然動き出す「プラス思考」の法則
ビジネスパーソン、学生から、シニアに至るまで、老若男女を問わず、誰もが頭の回転を速くしたい、脳を活発に働かせたいと思うもの。そのための、日常的な習慣の1つがこの「プラス思考」の法則。
脳を活発に働かせるためには、マイナス思考に陥ることを避けたい。「どうせうまくいかないだろう」「自分は無力だ」というようなマイナス思考にとらわれると、集中力も記憶力も低下していく。
逆に言うと、「できるはず」というポジティブな態度で、勉強や仕事に取り組めば、集中力も記憶力も高まり、勉強や仕事がうまくいく確率はアップする。