「ほめる」「けなす」の順番によって、受ける印象が変わります。「けなしてからほめる」と印象が良く、ものすごいほめられた気分になります。一方で「ほめてからけなす」と不快感が残りやすくなります。いわゆる「ツンデレ」はゲインロス効果となります。

 途中で強くなることを意識するなら、最初から強い意志を示すことが大切です。

(3)過度に自慢しない、
煽らない

 そもそもSNSは自分の思ったこと、やったこと、得たものなどをフォロワーや友達と共有して反応をもらう楽しみがあります。プチ自慢をしたいと感じることは、何も悪いことではありません。

 ただし、そうした投稿の中で、他人を見下すようなニュアンスを含んだり、成功を自慢したりしすぎるのは、攻撃の対象になり得ます。

「嫉妬心」は人を動かす力の中でも強いものです。「自分は恵まれていない」と感じている人は、すぐに比較して相手に嫉妬心をもちます。

 この嫉妬心は自分で「浅ましいもの」と感じているので、嫉妬とは別の正当化する理由を考えます。たとえば正義感だったり、相手が何か悪いという前提条件をつくったりするのです。

 すると、相手がやること何もかもが悪いことと感じてきて、監視活動を行ったり特定の相手のアンチとなっていきます。

 この嫉妬心をいかに刺激しないかが、攻撃を回避するポイントにもなります。「自分の才能」「やり方が正しかった」と自慢の延長で見せるのではなく、役に立ててほしいという思考から誰かのためになるようにという視点で書くことなどを意識するのがよいかもしれません。

 SNSでの投稿は個人の自由であると同時に、世界の人が行き交う広場に広告を出すようなものであり、大勢に見られているという意識をもちたいところです。