円安が進みやすくなっている
国際収支構造の変化
7月14日、東京市場で一時1ドル139円台と24年ぶり(98年9月以来)の円安水準となった後、円ドルレートはこのところ130円台半ばでもみ合い状態だ。
だが製造業の生産拠点の海外へのシフトなどで、日本の国際収支の構造変化から、円安が進みやすい状況は変わっていない。
日本銀行も「緩和維持」の姿勢を変えていない中で、円安に「歯止め」をかけるメカニズムはあるのか。
考えられるのは「3つのケース」だが、いずれも先行き不透明要因を抱える。