リモコンやスマホ操作が苦手になっても、音声操作なら一発OK

 スマートリモコン「SwitchBotハブミニ」の導入により、エアコンやテレビ、天井照明の操作も、音声だけで行うことができるようになった。

「アレクサ、電気を消して」
「アレクサ、来週の予定は?」

テープに書かれたコマンドよく使うコマンドをテープに書き、いつも座っている席の前に貼り付けている

 問題は冒頭のフレーズを覚えられるかどうかのみで、そこだけ書いて貼っておけばあとは何とかなる。リモコンの場合、複数あるリモコンのうちのどれがエアコンでどれがテレビで、どのボタンが電源でどのボタンがチャンネルなのかと、覚えておかないといけないことは山ほどある。「エアコンをつける」という簡単な操作でも、その過程でたくさんの記憶を呼び起こし判断をするという複雑な脳の働きが実はあるのだ。音声操作なら「エアコンをつけて」と言うだけ。

 音声操作のメリットは他にもいろいろある。夜中のトイレ時など、暗闇の中でリモコンを探すのは大変だし、見つからずに暗い中で歩こうとすれば、つまずいて転倒するリスクも高まる。寝室のベッドに入った後、リビングの照明やエアコンを消したかどうか分からなくなることも多い。リモコンと違い、スマートリモコンはインターネット経由での操作なので、寝室のスマートスピーカーに「OK Google、リビングのエアコンを消して」と言えば、わざわざ戻らなくても消してくれる。

 古い家なので気密性も低く、冬の早朝は凍えるほど寒い。そんなときには起きてすぐ「リビングのエアコンをつけて」と言えば、リビングにたどり着くころまでには部屋も温まっている。これも転倒防止に一役買ってくれる。

 時に、こんなやりとりも履歴に残っていた。

母「OK Google、いつもありがとう」
Google「どういたしまして」