経営者が組織人事を行う時期に「誰を出世させ、誰はそのままの役職にしておくか」を考える際、出世させる候補に挙がらない人には3つの特徴があるという。その3つとは?会社の幹部に出世していける人、課長で止まってしまう人、その違いはどこにあるのだろうか?(キャスター取締役 石倉秀明)
自分は幹部になれるか?
あるいは課長止まりか?
係長、課長などいわゆる中間管理職についている読者も少なくないだろう。仕事に熱心な人であれば自分が今の会社の中でどういった扱いなのか気になるはずだ。もっと具体的に言えば、自分は部長、執行役員など会社の幹部に出世していけるのか、それとも課長で止まってしまうのかは大きな問題だ。
現在、ジョブ型雇用へ移行する流れが出てきている。ジョブ型雇用になればいわゆる管理職として出世しなくてもスペシャリストとして給与を上げていくこともできる。しかし、まだ完全にジョブ型の人事制度を運用している会社は日系企業であれば多くないであろう。
そうなれば、やはり会社内で役職を上げていかなければ給与は上がっていかない。また会社に同期がいた場合、その同期がどんどん出世していくのに自分はなかなか出世しないとなればやはり悔しいもの。
ただ、現実的に係長や課長で止まってしまう人、部長、執行役員と幹部に出世してしまう人に分かれていくのも現実である。
そこで今回は、幹部になれない中間管理職の特徴について書いていきたいと思う。